柔道整復師とは

日本伝統の医療技術である柔道整復術により骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などのケガを治療する医療技術者です。厚生労働大臣が認可した専門の養成校で3年以上の修学の後に、柔道整復師国家試験に合格すると得られる資格です。ほねつぎ・接骨師・整骨師として、接骨院や病院・クリニックなどの医療現場はもとより、スポーツ・トレーナーとしてスポーツ現場、更には、高齢者の運動機能回復訓練などで介護や福祉の分野でも活躍しています。

日本古来の武術の一つである柔術の『活法(註)』にその源を発し、その後連綿と伝承され、東洋医学や西洋医学との融合・相互触発などを重ね、広く一般庶民の根強い支持・信頼を得て今日に至っています。特に骨・関節・筋・腱・靭帯などが複合的に連結している軟部組織の損傷に関しては、様々な治療技術の中でも特段の治療実績を上げており、高い評価を得ています。メスなど使用しない『非観血療法(出血を伴わない治療法)』であり、注射や投薬などせずに、人体が生得的に持っている自然な自己治癒力を引き出して快癒に導く『保存療法』としても高い評価を得ています。柔道整復術には、大きく分けて整復・固定・後療法などがあり、患者に優しいケガの治療技術です。

註;武道(柔術/柔道など)には、相手を殺傷する『殺法』と、傷ついた相手を蘇生・治療する『活法』とがある。

歴史探索

人類の営みの必然として発祥した治療術

記録に残る史実としては、大宝元(701)年に律令において、骨折・間接の損傷を専門に扱う仕事が記載されており、ここに伝統医療(民族医学)としても整復術の発祥をたどることができます。
戦国時代には、頻発した戦さで続出する負傷者のために「金創医」と呼ばれる専門家が骨折・脱臼等の治療を行った記録もあります。

中国から伝えられた正骨術と西洋医学の導入

柔道整復術の直接的な源流は、17世紀はじめに中国からの帰化人により伝えられた拳法と正骨術が、「殺法・活法表裏一体の術」として、日本柔術の一源流となって全国に広まったとされています。柔道整復術に、伝承流派が多数存在する一因はここにあると言えます。1746年には日本最古の整骨書といわれる「骨継療治重宝記(高志鳳翼)」が著わされ、「正骨要訣(吉原元棟)」では柔術の救急法として外傷性脱臼の整復法が著わされています。また、1807年の「正骨範(二宮彦可)」により、正骨(整復術)が医術として認知されるようになりました。江戸時代には蘭学が盛んになり、各分野で西洋科学が紹介され、柔道整復術にも西洋医学の知見が取り入れられました。

明治期に発布された「医制」と柔道整復師

1874(明治7)年の「医制」発布以降、柔道整復師はその存廃を問われるような厳しい時代を迎えましたが、1919(大正9)年「柔道接骨師公認請願運動」により公的規則の改正が実現、1920(大正9)年には、資格制度としての第1回資格試験が実施されました。1936(昭和11)年には、過疎地域、ならびに特定な住民密集地域における円滑な医療供給を目的として、柔道整復師の治療に対する健康保険の療養費払いが認められました。これによって、地域医療の一端を担う柔道整復師の社会的な役割の重要性と、その責任の重さが認知されたと言えます。

学校教育に基づく免許の制度化と国家資格

1951(昭和26)年には、文部省・厚生省(現厚生労働省)共同省令によって柔道整復師の養成に関わる「学校教育にもとづく免許制度」が施行され、専門養成機関での教育による本格的な資格制度が整備されることとなりました。

国家資格のステージへ

1990(平成2)年に、柔道整復師資格試験ならびに免許証発行は都道府県知事から厚生労働大臣へ移管され、1993(平成5)年に第1回柔道整復師国家試験が実施されました。

養成施設の急激な増加

1990(平成2)年に全国1,066名の受験者でスタートした第1回国家試験は、2014(平成26)年には受験者数が7,102名となりました。これは、長期にわたる景気低速と雇用不安定化などを背景として、専門職に繋がる資格、特に医療系国家資格取得のニーズが高まったことに起因しており、柔道整復師の養成校設立にも異分野からの参入が顕著となっています。柔道整復師の養成施設(学校)は、1998(平成10)年までは全国14校、募集定員合計1,050名でしたが、2014(平成26)年で107校、募集定員数8,730名へと急増しました。
このような現象に対する評価は賛否両論ありますので、代表的な意見を一つずつ以下に併記します。
先ずは賛成論です。『養成校が増えると言うことは、柔道整復師に対する社会的な関心やニーズが高まっている事の証しであって、業界発展の兆しである』と言うものです。
次に反対論ですが、業界の内外を含めて大勢を占めていると思われます。『現状は柔整校の乱立状態であり、柔道整復師の粗製乱造に繋がる。このようにレベルの低い柔整師が数多く輩出されてしまうと、柔道整復術自体に対する悪評が高まり、結果的には業界の衰退を招いてしまう』との意見で、両論は、真っ向から対峙しています。
本校のスタンスは反対論に近いのですが、学校の設立認可は行政の判断ですので、本校が口をはさむ問題ではありません。ただひたむきに真の柔道整復師、知識と技術を持ち、人格の伴った社会に役立つ人財の育成・輩出を心がけるまでです。特に、国家試験合格に偏りがちな教学運営を、出来る限り実技・実習を重視してカリキュラムを編成しています。ご信頼ください。

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・02月27日 17:30~18:30
・03月02日 15:00~16:00
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