日本最古の柔道整復師養成校
東京都柔道接骨師会(現:東京都柔道整復師会)
の付属養成施設として
誕生してから現在に至るまでの、
本校の歴史をご紹介します。
本校の歴史は、「公益社団法人東京都柔道整復師会」が設立した「付属養成施設」から出発しました。
公益社団法人東京府
柔道接骨師会の誕生
東京都柔道接骨師会は大正11(1922)年6月17日に前身となる任意団体が発足。
昭和26(1951)年7月26日に社団法人東京都柔道接骨師会として登記されました。当時医療関係法は連合国軍に統制されていましたが、昭和23(1948)年に柔道整復師学校養成施設認定規則が制定され柔道整復師の学校制度が発足しました。
*法人社団東京都柔道接骨師会は、平成26(2014)年に公益法人社団東京都柔道整復師会へ変更されました。
公益社団法人東京都柔道接骨師会の認可により活動も活性化し、子弟や後継者養成施設のための学校設立の機運が高まり昭和28(1953)年7月20日には社団法人東京都柔道整接骨師会付属養成所として認可申請9月1日開校、昭和29(1952)年1月21日には厚生大臣より正式に昭和30年3月卒業者以降認定するとの表明を受け、開校が正式に認可されました。
当時は校舎難で、昭和28(1953)年に北区神谷町の幼稚園への併設後、昭和30(1955)年には、豊島区池袋の大東文化大学内へ(大東医専設立の発端となった)、更に、昭和31(1956)年2月には中野区桜山明治大学中野高校へと移転を繰り返しましたが、昭和31(1956)年4月10日には学則変更にて入学定員25名(夜間部)から60名(夜間部)での運営が始まりました。
文京区小石川に
新校舎竣工

公益社団法人東京都柔道接骨師会の会員486名、同窓会員200名、職員他有志から調達した建設資金1,000万円により昭和35(1960)年10月15日文京区小石川に新校舎が竣工し、東京都柔道接骨師会付属東京柔道整復専門学校と改名、昭和36(1961)年4月1日より養成所開設以来8年目にして初めて、文京区富坂に独立校舎をもった学校として出発しました。
ようやく独自の校舎による学校経営も順調に進んでいましたが昭和43年に発生した経営管理上のトラブルにより、昭和44(1969)年11月、社団法人東京都柔道接骨師会から、社団法人労働保険協会への設置者譲渡が決まり、新たに、社団法人労働保険協会東京柔道整復専門学校として独立した教育事業体になりました。
これを契機に、柔道整復師の後継者育成という目的を継承しながらも、柔道整復師界の将来を担う人財を広く社会全般から求めることとなり、文京区小石川で第7期生~第39期生迄の2300余名の優秀な人財を世に送り出しました。



昭和60(1985)年、学校法人杏文学園を設立、東京柔道整復専門学校の経営を社団法人労働保険協会から移譲、名実ともに本格的な高等教育機関としてスタートしました。
平成6(1994)年夏に現在の練馬区氷川台に校舎を移し、平成11(1999)年には付属臨床実習施設杏文接骨院を開設しより充実した臨床実習に貢献しました。
また、平成14(2002)年には学校創立50周年式典を挙行、第1期生から第47期生までの同窓生3100余名と48期・49期・50期の在校生360名を招待し、柔道整復業界からも多くのご来賓をお招きしました。併せて、50周年記念事業として新たに昼間部を新設し、昼夜間の二部制がスタートしました。
スポーツと医療で
プロになる

平成26(2014)年4月には「スポーツと医療でプロになる」の活動目標を掲げ、「柔整トレーナーコース(昼間部午後クラス)」を新設、午前クラス、午後クラス、夜間部の3部制とし、平成28(2016)年4月には、付属臨床実習施設「KPC(杏文パフォーマンスセンター)」を完成、現場でスポーツ選手を支えるための実践的な実技教育も豊富に取り入れています。
- 大正9年(1920年)
- 内務省令で柔道整復術公認、近代柔道整復術が誕生
第1回資格試験実施
- 大正11年(1922年)
- 東京都柔道接骨師会発足
- 昭和26年(1951年)
- 文部厚生共同省令で学校教育による免許制度制定
社団法人東京柔道接骨院会として正式認可
- 昭和28年(1953年)
- 東京都柔道接骨師会付属柔道整復師養成所開校
(現在の東京柔道整復専門学校)第1期生入学
- 昭和35年(1960年)
- 東京都柔道接骨師会付属東京柔道整復専門学校へ改名
文京区富坂町に新校舎完成
- 昭和44年(1969年)
- 東京都柔道接骨師会より(社)労働保健協会へ経営を委譲
- 昭和45年(1970年)
- 柔道整復師(単独)法公布
- 昭和56年(1981年)
- 柔道整復師単独の指導要領が定められ教育内容が整備
- 昭和60年(1985年)
- 学校法人杏文学園を設立、認可
- 平成2年(1990年)
- (4/1)柔道整復師法 改正法施行、厚生大臣免許へ移行
- 平成5年(1993年)
- 第1回柔道整復師国家試験実施
- 平成6年(1994年)
- 練馬区氷川台に新校舎完成
- 平成11年(1999年)
- 付属臨床実習施設 「杏文接骨院」を開設
- 平成12年(2000年)
- 48期生入学
単位カリキュラム導入
- 平成14年(2002年)
- 創立50周年式典
- 平成15年(2003年)
- 昼間部開校(昼夜間体制へ)
- 平成26年(2014年)
- 午前部開校。昼間部を柔整トレーナーとし、3部体制へ
- 平成28年(2016年)
- 付属臨床実習施設「KPC(杏文パフォーマンスセンター)」を開設
- 平成30年(2018年)
- 新カリキュラム導入