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ニュース・トピックス

2013/09/11

被災地で頑張る卒業生

未曾有の被害をもたらした東日本大震災から今日で2年半が経過しました。
そんな折、9月7日付けの読売新聞で、本校卒業生に関する記事が掲載されました。

岩手県陸前高田市で岩崎接骨院を営む本校12期生(1966年卒)の岩崎健二先生です。
岩崎先生は、地元密着の接骨院で、地域住民に対しケガの治療や痛みの緩和などを
通して地域医療の一端を担っている傍らで、青少年の健全な育成を目指し永年に亘って
柔道場も開設して来ました。

平成23年(2011年)3月11日金曜日14:46頃に発生した大地震は、主に東北地方の
太平洋沿岸を襲いました。岩手県、宮城県、福島県などの太平洋沿岸にある市町村は
一瞬にして壊滅的な災害を被りました。中でも陸前高田市の被害はひどく、当然ながら、
岩崎道場も潰れてしまいました。

その時1人の門下生が全国大会出場を目指していました。名前は村上康君(当時10歳)。
岩崎先生は、震災から10日後、スニーカーを履いて、避難所の軒下で青空道場を開き、
村上君も、そこで稽古を続け無事全国大会予選に出場できました。翌年は全国大会に
出場し見事ベスト16に入りました。道場が再開された今、村上くんは新たな目標に向い、
より一層柔道に打ち込んでいるようです。

折りしも、2020年オリンピックの東京開催が決まりました。それと機を一にして岩崎道場が
再開されたことは、7年後の東京オリンピックには、岩崎道場の出身者が柔道日本代表に
名を連ねれていることを予兆するものではないかと、本校関係者の間では穿った期待感を
漂わせております。

兎も角、本校卒業生が、このように地元で活躍して下さっている事は、学校の誇りであり、
直接間接に学校の社会的な役割や存在価値を高めて下さるものと、教職員一同、心より
感謝し、岩崎先生のより一層のご活躍とご健勝を祈念するものであります。