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東京柔専ブログ

授業紹介第7回「障がい者スポーツ」瀨谷先生

今回は、1年生午前部の「障がい者スポーツ」を紹介します。トップ.JPG皆さんは、「ボッチャ」や「ツインバスケ」などのスポーツを知っていますか?「障がい者スポーツ」には、元々あるスポーツを障がい者向けにルール変更したものと障がい者のみが行うスポーツがあります。今期の授業の目標は、学生それぞれが、障害を持った方に合わせた新しい障がい者スポーツを考えること。自分でスポーツを作るってなんだかわくわくしますね。
授業の担当は瀨谷先生です。高校で円盤投げの選手として活躍し、競技を続けるために大学に入学。大学4年生の卒業間近で進路変更し、1年間の接骨院研修を経て東京柔専へ入学しました。東京柔専では夜間部に在籍し、日中は接骨院などで研修をしていた瀨谷先生。先生の学生時代の話も交えながら、お話を聞きました。



授業の内容・意義

障がい者スポーツについて考える授業ですが、"障害"というものを知ってもkurumaisu_kaidan.pngのサムネイル画像らうところからスタートします。例えば、車いすに乗っている人が段差のあるところで困っていたとします。皆さんは、「足が悪いから動けない」と考えますか?「段差があるから動けない」と考えますか?今までは最初の考え方のように、個人の機能が問題だとされてきましたが、最近では「段差が障害となっている」という考え方が出てきました。これを社会モデルといいます。健常者用にブログ①.jpgのサムネイル画像作られた環境こそが障害だという考え方です。この環境を変えるためには、まずどんな障がいがあるのかを知らないといけません。そして、どんな障がいがあるのかを知った上で、それに適した環境やスポーツについて考えていく。これが授業の目的です。ちなみに海外では社会モデルの考え方が主流で、結構古い建物にも車いすの方用のトイレが設置されています。それに比べると、日本はまだまだ遅れている印象です。




先生と「障がい者スポーツ」の出会いとは?

東京柔専を卒業し、接骨院に就職して1年目のとき、聴覚障害を抱えた患者さんがいらっしゃったんです。いつも通り問診をしようとしましたが、うまくコミュニケーションがとれませんでした。肩がどんな風に痛いのかを聞きたいのですが、「ズキズキ」という表現が伝わらなかったんです。それに代わる表現なんて考えたこともなかったので、痛みの具合が分からなくて困ったのを覚えています。この経験をきっかけに障がいを持った方たちをサポートしたいと思い始めました。


その後はどんな活動をしていましたか?

障がい者スポーツを行っている所に連絡して、実際に現場に行くことからスタートしました。実際の現場を見て、疑問に思ったことを調べて、知識を整理する。それを繰り返して少しずつ知識を増やしていきました。その経験のおかげで今は、車いすラグビーチームと日本パラ陸上競技連盟で活動しています。私が所属している車いすラグビーのチームには、2016年のリオパラリンピックに出場した選手たちも在籍しているんですよ。


「障がい者スポーツ」の現在の状況は?

障がい者スポーツの人口はこれから増えていくと予想されています。しかし、サポートするスタッフやトレーナーは常に不足しています。これからもっともっと認知されてサポートする人が増えて欲しいと思っています。ちなみに、私が所属している車いすラグビーのチームトレーナー・スタッフは多くが女性です。女性が必要とされている環境でもあると感じています。


学生に身につけて欲しいことを教えてください。
ブログ②.jpg
授業では、障がい者の目線に立って、障がいを持った方々のために色々なことを考えてもらいます。これを通して将来は、障がいのあるなしにかかわらず、患者さんの目線に立って、患者さんをよく見てしっかり向き合って、謙虚にひたむきに治療してもらいたいと思っています。あとは、色々な経験もしてもらいたいですね。私は、障がい者スポーツを通して色々な資格者の方と知り合って、自分の視野が広がりました。また、東京柔専では夜間部に在籍していたので、日中はアルバイトをしていましたが、そのときの経験が今に生きていると感じています。ですから在学中は色々な経験を積んで欲しいと思います。もちろん、今東京柔専を検討してくれている高校生の皆さんにもいろいろな分野の経験を積んで欲しいと思っています。


学生に聞いてみました!瀨谷先生ってどんな先生?

親しみやすい!話しやすいので、授業中にたくさん質問しています。

ブログ③.jpgのサムネイル画像学生たちが話すように、優しくていつも笑顔の瀨谷先生。スポーツを考えてみよう、という時間になると、学生たちもそれぞれに相談をし始めますが、先生にもどんどん質問します。コロナ禍でなければ、グループで自分たちが考えた新しいスポーツについて発表する予定だったそうですが...今回は残念です。
障がい者に合ったスポーツを考えるというのは、相手の立場に立って物事を考えるということなんですね。学生のみなさん!優しさあふれる柔道整復師になってくださいね!

来年度、「障がい者スポーツ」は朝・昼・夜全てのコースで授業があります。授業を履修し、申請すると「初級障がい者スポーツ指導員」の資格を取得することができます。

瀨谷先生のインタビュー動画はこちら↓
https://youtu.be/xipzupg2IYI

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