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2026年9月18日
[コラム]接骨院・整骨院で働くには資格は必要?資格の必要性と将来の進路の決め方
接骨院・整骨院で働くには資格が必要なのか気になっている方もいるでしょう。接骨院・整骨院で柔道整復師として働くには、国家資格である柔道整復師の資格が必要です。
本記事では、資格の取り方や仕事内容、就職までの流れについて解説します。無資格でも関わることができる仕事や高校生のうちからできる準備についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
接骨院・整骨院で働くには
接骨院・整骨院で柔道整復師として働くには、基本的に国家資格である柔道整復師の資格が必要です。柔道整復師は、骨折やねんざなどのケガに対して施術を行う専門職で、接骨院・整骨院では施術の中心的な役割を担っています。
一方で、受付や施術補助といった仕事であれば資格がなくても働けます。ただし施術そのものは行えないため、業務の範囲は限定的です。
将来、施術者として接骨院・整骨院で活躍したいなら、高校生のうちから準備を始めておくと安心です。専門学校や大学の資料を取り寄せて比較したり、オープンキャンパスに参加したりすると、学習内容や資格取得までの流れをイメージしやすくなります。
接骨院・整骨院で働くには「柔道整復師」の資格取得がおすすめ
接骨院・整骨院で活躍したい場合は、柔道整復師の資格取得がおすすめです。資格を持つと任せてもらえる業務の幅が広がり、収入やキャリアの面でも有利になります。さらに、将来的に独立開業も可能です。ここでは、柔道整復師の資格を取るメリットを3つ紹介します。
国家資格による専門的な施術が認められる
柔道整復師の資格があると、ケガへの施術が認められます。
具体的には、骨折・脱臼・ねんざ・打撲といった外傷に対して、整復(ずれた骨や関節を元に戻す処置)や固定、後療法(ケガの回復に向けた運動療法など)などを行えます。さらに、医師の指示がなくても応急手当ができるほか、健康保険を使った施術にも対応可能です。
一方、整体師やカイロプラクターには、こうしたアプローチは認められていません。日本では現状、国家資格資格が存在していないため、施術の対象も筋肉のコリや体の歪み改善が中心で、骨折や脱臼といったケガは扱えず、保険施術もできません。
患者さんのケガに直接対応し、回復をサポートする仕事に就きたいなら、柔道整復師は必須といえる資格でしょう。
就職・キャリアの幅が広がる
柔道整復師の資格を取ると、接骨院・整骨院での勤務はもちろん、病院や介護施設、スポーツジムなど、さまざまな分野で活躍できます。キャリアの面でも柔軟性が高く、自分の興味やライフステージに合わせて働き方を変えていくことも可能です。
接骨院で実務経験を積んだあと、スポーツ分野に転向する方もいれば、福祉の現場に携わる方もいます。ひとつの資格でこれだけ多くの選択肢が生まれるのは、柔道整復師の大きなメリットでしょう。
さらに、将来的には自分の接骨院・整骨院を開業する道も開けます。独立を視野に入れながら経験を積めるため、長い目でキャリアを描きやすい資格といえるでしょう。
将来の収入・待遇面にも有利
柔道整復師は国家資格のため資格手当がつく職場も多く、収入や待遇の面で無資格の場合と差が出やすい傾向があります。
一般的な目安として、柔道整復師の月収は約28万円です。平均年収は約454万円のため、医療系の専門職として安定した水準が期待できるでしょう。
さらに、経験や技術を磨けば収入を伸ばすことも可能です。勤務先で役職に就いたり、将来的に開業したりすることで、収入アップを目指していけるでしょう。
資格を持っているかどうかで就職後のキャリアや収入に差がでるため、将来の安定を考えるなら、早い段階で資格取得を視野に入れておくのがおすすめです。
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag 柔道整復師
柔道整復師の資格を取得して接骨院・整骨院で働くまでの流れ
柔道整復師として接骨院・整骨院で働くには、養成課程のある専門学校や大学で学び、国家試験に合格する必要があります。資格取得までには最短でも3年かかるため、早い段階から流れを把握しておくと進路選びがスムーズです。
ここでは、高校卒業から資格取得、就職後までの流れをステップごとに紹介します。
専門学校や大学で必要なカリキュラムを学ぶ
高校を卒業したら、柔道整復師の養成課程がある専門学校や大学に進学します。専門学校は3年制が多く、大学は4年制です。いずれも文部科学省または厚生労働省が認可した学校で、99単位以上(約2,750時間以上)のカリキュラムを修了(専門学校は卒業)すると、国家試験の受験資格が得られます。
学ぶ内容は、解剖学・生理学・運動学といった基礎医学から、柔道整復理論や整形外科学などの専門科目まで幅広く、実技や臨床実習も含まれます。最短3年で受験資格を取得できる専門学校は、早く現場に出たい方に向いているルートです。
就職活動をする
就職活動は、最終学年に上がった春から本格的にスタートします。接骨院・整骨院や病院などの求人は年末年始から出始める院もあるため、早い段階で求人リサーチや就職イベントへの参加を済ませておくと有利です。
内定の目安は夏休みまでが理想とされています。早めに就職先を決めておけば、そのあとの国家試験対策に集中できるためです。近年は業界全体で採用の早期化が進んでおり、年内に内定が出るケースも増えています。
主な就職先は、接骨院・整骨院、病院やクリニック、介護福祉施設などです。自分がどの分野で働きたいかを早い段階から考えておきましょう。
柔道整復師の求人倍率は高く約3倍で、遅く始めても自分の求める条件と合いやすい職種といえます。
柔道整復師国家試験を受験する
養成校のカリキュラムを修了すると、柔道整復師の国家試験を受験できます。試験は年に1回、毎年3月に実施される筆記試験です。出題は一般問題200問と必修問題50問で構成されており、一般問題は6割以上、必修問題は8割以上の正答で合格です。
出題科目は、解剖学・生理学・運動学・柔道整復理論・関係法規など多岐にわたります。
国家試験に合格し免許を取得する
国家試験に合格したら、柔道整復師名簿への登録手続きを行い、厚生労働大臣から免許を交付されます。柔道整復師の資格があることで、接骨院・整骨院での施術が行えるようになります。
免許の取得は、柔道整復師としてのキャリアのスタート地点です。勤務先での施術業務はもちろん、スポーツトレーナーや介護施設での勤務など、活躍できる場も広がります。将来的には自分の接骨院・整骨院を開業する道も開けるでしょう。
資格は一度取得すれば生涯有効なので、長く活かし続けられます。
接骨院・整骨院に就職後、経験を積む
免許取得後、接骨院・整骨院に就職した場合には、骨折・脱臼・ねんざ・打撲などの外傷への施術を中心に、患者さんへの対応やカウンセリングなど幅広い業務を経験できます。
将来、保険適用の施術を行える接骨院として独立開業を目指す場合は、3年以上の実務経験と施術管理者研修(16時間程度)の修了が必要です。まずは現場で腕を磨きながら、自分の目指すキャリアに向けて一歩ずつ進んでいきましょう。
柔道整復師が行う接骨院・整骨院の仕事内容
柔道整復師の仕事は施術だけではありません。患者さんへのカウンセリングや院内の運営業務、スポーツ現場での活動など、業務内容はさまざまです。ここでは、接骨院・整骨院で柔道整復師が担う主な仕事を5つ紹介します。
施術業務
柔道整復師の中心となる業務は、骨折・脱臼・ねんざ・打撲といった外傷への施術です。手術を行わない非観血的療法と呼ばれる方法で、ずれた骨や関節を元の位置に戻す整復、ギプスやテーピングなどで患部を固定する処置を行います。
固定後は、手技療法・物理療法(電気や温熱など)・運動療法を組み合わせた後療法で回復をサポートします。患者さん一人ひとりの症状に合わせて施術プランを作成し、自然治癒力を引き出しながら機能回復を目指すのが柔道整復師の役割です。
健康保険を使った施術や後療法(ケガの回復に向けた運動療法など)の提供も、日常的な業務のひとつです。
患者対応・ヒアリング
施術と同じくらい大切なのが、患者さんへの対応やヒアリングです。
初診では、いつ・どのようにケガをしたのか、過去の病歴はあるかなどを丁寧にヒアリングします。視診や触診、機能検査で状態を把握したうえで、症状の説明と施術の方針を伝え、同意を得てから施術に入る流れです。
施術後には、自宅でできるストレッチや運動の指導、生活習慣や姿勢のアドバイスも行います。通院計画の案内や次回予約の調整など、患者さんが安心して通い続けられるよう丁寧にサポートするのも柔道整復師の大切な仕事です。
実習・教育・後輩指導
経験を積んだ柔道整復師は、新人スタッフや実習生の指導を任されることもあります。接骨院・整骨院は養成校の臨床実習先になるケースが多く、患者対応の流れや施術の進め方、医療機器の使い方などを実習生に教えるのも大切な役割です。
指導の内容は技術面だけではなく、患者さんとのコミュニケーションの取り方や医療人としてのマナー、スタッフ間での情報共有の方法なども含まれます。院内研修のサポートや技術の共有を通じて、チーム全体のレベルを高めていく役割も担います。
後輩を育てる経験は、自分自身のスキルアップにもつながるでしょう。
院内運営サポート
柔道整復師の業務は施術だけではなく、院内の運営に関わる仕事も含まれます。主な業務は以下のとおりです。
- 予約管理やカルテの確認
- 施術記録の作成
- 保険請求書類の提出
- 受付での患者対応、会計、電話対応
- 施術室の清掃や器具の点検・メンテナンス
- 備品や消耗品の管理
施術の技術がどれだけ高くても、院内の環境が整っていなければ患者さんは安心して通えません。清潔な施術室の維持や丁寧な受付対応など、一つひとつの業務が院全体の信頼につながります。
将来的に開業を目指す場合は、こうした運営業務の経験がそのまま経営に活きてくるでしょう。
スポーツ現場や地域活動への参加
柔道整復師は、接骨院・整骨院の外でも活躍する場があります。スポーツチームやスポーツクラブに帯同し、選手のケガへの応急手当やコンディション管理を行うのも柔道整復師の仕事です。遠征が多いスポーツでは、現場ですぐに対応できる柔道整復師の存在が重宝されます。
地域活動に参加するケースもあり、健康セミナーでの講演や予防運動の指導などを通じて、地域住民の健康づくりに貢献できます。院内での施術にとどまらず、スポーツや地域の現場で幅広く力を発揮できるのは、柔道整復師ならではのやりがいといえるでしょう。
柔道整復師の資格を取るには「東京柔道整復専門学校」
柔道整復師を目指すなら、資格取得に向けた環境が整った学校選びが求められます。東京柔道整復専門学校は、国家試験対策と就職サポートの両面に力を入れている専門学校です。ここでは、同校の強みを2つ紹介します。
接骨院・整骨院の就職実績が豊富
東京柔道整復専門学校は、就職希望者の就職率100%を誇ります。接骨院・整骨院を中心に、整形外科や介護福祉施設、スポーツ施設など幅広い分野への就職実績があり、毎年多くの求人が学校に届きます。
就職サポートも手厚く、学校主催の就職相談会には約50社が参加します。担当者による個別の就職相談や、独自の求人検索システムも用意されているため、自分に合った就職先を見つけやすい環境です。
卒業生のネットワークを活かした就職支援も行っており、在学中から卒業後まで一貫したサポートを受けられます。
国家資格の合格実績が高い
東京柔道整復専門学校の国家試験合格者数は2026年3月実施の柔道整復師国家試験で合格者120名、大学・専門学校を含めて112校中、全国1位の実績を残しています。
高い合格者数を支えているのが、充実した試験対策の体制です。長年の国家試験ノウハウを持った教員が、3年次の理解度テスト・模擬試験・授業外補講を適切な時期にスケジュールし、実施していきます。
学校全体の特徴としては、教員と学生の距離が近く、一人ひとりに寄り添った手厚いサポートが受けられるのも強みです。
柔道整復師を目指すなら、まずは東京柔道整復専門学校の公式サイトをチェックしてみてください。
まとめ
接骨院・整骨院で施術者として働くには、国家資格である柔道整復師の取得が必要です。資格があれば、骨折やねんざなどのケガに対する施術や保険施術が行えるだけでなく、就職先の選択肢やキャリアの幅も広がります。
高校生の今から進路を調べて準備を始めれば、資格取得までスムーズに進められるでしょう。まずは気になる学校の資料を取り寄せたり、オープンキャンパスに参加したりして、将来のイメージを膨らませてみてください。

