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東京柔専ブログ

2019/4/26

柔道整復師と理学療法士の違い

今回は、これから進路選択を迎える高校生の皆さんの参考になるよう、柔道整復師と理学療法士の違いについて書いてみたいと思います。

.‐まず、2つの資格の共通部分について

●医療系の国家資格 ●資格取得までの必要年数 ●治療方法

柔道整復師も理学療法士も、医療系の国家資格です。解剖学や生理学、運動学など人体について詳しく学びます。

国家試験の受験資格を得られる学校(専門学校もしくは大学)を出て、国家試験に合格すれば資格を取得できます。必要年数がどちらの資格も3年以上という点も共通で、運動療法(運動により、障害や疾患の症状の改善や予防を行う療法)と、物理療法(熱や電気などを用いた療法)を用いる、というのも共通です。

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-柔道整復師と理学療法士の違いについて

●柔道整復師はケガ治療の専門家 ●理学療法士はリハビリテーションの専門家

柔道整復師は、骨折や捻挫(ねんざ)・脱臼(だっきゅう)・打撲(だぼく)など、ケガを治す専門家です。「整復」とは、元の正しい位置・状態に戻すこと。折れたり傷ついたりした骨や筋肉を、元の状態に戻す=整復することができる資格です。

理学療法士は、ケガや病気などの治療期間中に、日常生活の基本動作(立つ、座る、歩くなど)が困難になってしまった患者を回復に導く、リハビリテーションの専門家です。患者さん一人ひとりの状態を把握して、回復までのプログラムを作成して支援します。

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-治療方法の違いについて

●ケガを治せる柔道整復師

柔道整復師は、ケガの状態を診て判断し、応急処置や施術ができます。特に、整復や固定などの手技が特徴です。それに加えて、電気などを用いた物理療法や運動療法を組み合わせて回復に導きます。骨折・捻挫・脱臼・打撲などのケガ全般に対処できます。

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理学療法士の場合は、まず医師が病気やケガの治療にあたり、その後リハビリが必要と判断された場合に理学療法士が対処します。リハビリのプログラムを作成し、物理療法・運動療法で機能の回復を目指します。脳卒中などによる麻痺(まひ)や、肺炎による呼吸機能の失調、骨折による身体機能の低下など、理学療法が必要となる患者の疾患は様々です。

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-就職先の違いについて

柔道整復師は接骨院(整骨院)が多く、整形外科、スポーツ選手やチーム・団体、高齢者向け介護施設などで活躍しています。

理学療法士はリハビリテーション科のある病院が多く、介護施設、スポーツ施設などでも活躍しています。

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-進路で迷う高校生にアドバイス!

●どの現場で活躍したいですか?

ご自分が活躍したい場所をイメージして下さい。

例えば、病気などで麻痺(まひ)した方の回復をサポートしたいのであれば、活躍の場は病院ですし、資格は理学療法士です。ケガを治療したい、試合中にケガをしたスポーツ選手の応急処置をしたいのであれば、活躍の場は接骨院やトレーナー活動の現場であり、資格は柔道整復師となります。

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以上はあくまでも一例ですが、どちらも患者さんや選手に寄り添い、人のために頑張るやりがいのある資格です。

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柔道整復師やトレーナーに興味がある方は是非一度イベントに来てくださいね。

学校説明会やオープンキャンパスの詳しい情報は↓↓↓

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